ふるさと納税の還付申告とは?お金が戻る仕組みと申請手順をわかりやすく解説!
ふるさと納税を行うと、所得税の還付や住民税の控除を受けることができます。そのためには「還付申告」が必要ですが、具体的な手続きについて理解していないと、本来受けられる還付金を逃してしまう可能性もあります。
本記事では、ふるさと納税の還付申告の仕組みや申請手順について詳しく解説します。正しい方法を知り、スムーズに還付申告を行いましょう。
【ふるさと納税した方必見】還付申告とは

ふるさと納税を利用することで、地域への寄付を通じて税金の還付を受けることができます。この還付を受けるために必要な手続きが「還付申告」です。
還付申告は、ふるさと納税を行った年の所得税の還付を受けるために行うもので、正しい手続きを踏むことで、納税者は本来受けられる還付金を確実に受け取ることができます。
具体的には、ふるさと納税を行った後に、寄付金控除を受けるための申告を行います。この申告を怠ると、せっかくの寄付が無駄になってしまう可能性があるため、注意が必要です。
ふるさと納税後の還付申告をする前には確定申告が必要

ふるさと納税を行った後、還付申告を行うためには、まず確定申告を済ませる必要があります。
確定申告は、1年間の所得や控除を申告する手続きであり、これを行うことで、ふるさと納税による寄付金控除を受けることが可能になります。確定申告を行わないと、還付申告をする権利が得られず、結果として還付金を受け取ることができなくなってしまいます。
確定申告の期間は通常、毎年2月16日から3月15日までの約1カ月間です。この期間内に申告を行うことで、所得税の還付を受けることができます。
特に、ふるさと納税を利用して寄付を行った場合、その金額を確定申告に記載することで、所得税の還付や住民税の控除を受けることができるため、非常に重要な手続きとなります。
また、確定申告を行う際には、ふるさと納税の寄付先から送付される「寄付金受領証明書」が必要です。この書類には、寄付金額や寄付先の情報が記載されています。確定申告をしっかりと行い、その後に還付申告を行うことで、ふるさと納税のメリットを最大限に活用しましょう。
還付申告の基礎知識

ふるさと納税を行った後、還付申告を行うことで、所得税の還付や住民税の控除を受けることができます。しかし、還付申告を行うためにはいくつかの基礎知識が必要です。ここでは、還付申告に関する重要なポイントを解説します。
必要な書類とは
ふるさと納税の還付申告を行う際には、いくつかの必要書類を準備することが重要です。まず、最も基本的な書類は「寄附金受領証明書」です。これは、ふるさと納税を行った自治体から送付されるもので、寄附金の金額や寄附先の情報が記載されています。この証明書は、還付申告の際に必ず必要となるため、紛失しないように保管しておきましょう。
次に、「確定申告書」も必要です。これは、所得税の還付を受けるために提出する書類で、収入や控除額などを記載します。確定申告書は、税務署や国税庁のウェブサイトから入手可能です。
さらに、場合によっては「源泉徴収票」や「医療費控除の明細書」など、他の書類も必要になることがあります。これらの書類は、所得や控除に関する情報を証明するために使用されますので、事前に確認しておくことが大切です。
これらの書類を整えておくことで、スムーズに還付申告を行うことができ、還付金を逃すリスクを減らすことができます。準備を怠らず、必要な書類をしっかりと揃えましょう。
還付申告できる期間とは
ふるさと納税の還付申告を行う際には、申告できる期間が定められています。この期間を把握しておくことは、スムーズに還付金を受け取るために非常に重要です。一般的に、還付申告はその年の確定申告期間内に行う必要があります。
具体的には、毎年2月16日から3月15日までの間が申告期間となります。この期間内に必要な書類を揃えて申告を行うことで、所得税の還付を受けることができます。
また、還付申告を行う際には、ふるさと納税を行った年の翌年の確定申告期間内に申請をすることが求められます。例えば、2024年にふるさと納税を行った場合、還付申告は2025年の確定申告期間内に行う必要があります。このため、ふるさと納税を行った年の翌年の申告期間を意識しておくことが大切です。
さらに、還付申告を行う際には、申告期限を過ぎてしまうと、還付金を受け取る権利を失ってしまう可能性があります。早めに準備を進め、期限内に申告を行うことを心がけましょう。
還付申告ができる人とは
ふるさと納税の還付申告は、特定の条件を満たす人が行うことができます。まず、還付申告を行うためには、ふるさと納税を行った年の所得税が課税されていることが前提です。つまり、給与所得者や自営業者など、所得がある人が対象となります。
また、還付申告は、ふるさと納税を行った際に寄付金控除を受けるための手続きであり、寄付金額が一定の基準を超える場合に適用されます。具体的には、寄付金額が2,000円を超える部分について、所得税の還付や住民税の控除が受けられます。
さらに、下記のような条件に当てはまる方も対象となります。
- 1月1日〜12月31日の間に寄付をした自治体数が6自治体以上ある方
- 寄付をした自治体のうち、1カ所でもワンストップ特例の申請書を提出できなかった方
- 給与所得者でかつ高額医療費の支払いがあり、医療費控除などの申告が必要な方
- 住宅ローン控除を受ける方(1年目)
- 2,000万円以上の給与収入があった方
- 2カ所以上の会社から一定額の所得がある方
- 不動産収入がある方
- 有価証券・会員権などの売却益や譲渡益などがあった方
還付申告書の取得方法

ふるさと納税の還付申告を行うためには、まず還付申告書を取得する必要があります。この書類は、申告手続きにおいて非常に重要な役割を果たします。ここでは、還付申告書の取得方法について詳しく解説します。
所轄の税務署で取得する
還付申告書を取得する方法の一つとして、所轄の税務署での取得があります。税務署は、各地域に設置されている国税の行政機関で、納税者に対してさまざまなサービスを提供しています。還付申告書を直接取得する場合、まずは自分の住んでいる地域の税務署を確認しましょう。
税務署に行く際は、事前に必要な書類を持参することをおすすめします。具体的には、本人確認のための身分証明書や、ふるさと納税の寄付証明書も念のため持参しましょう。
税務署では、窓口で直接申請書を受け取ることができるほか、職員に相談することも可能です。申告書の記入方法や提出方法について不明点があれば、遠慮せずに質問してみましょう。税務署の職員は、納税者の疑問に対して丁寧に対応してくれるため、安心して手続きを進めることができます。
また、税務署の営業時間や混雑状況を事前に確認しておくと、訪問時のストレスを軽減できるでしょう。特に、確定申告の時期は混雑することが多いため、早めの行動を心がけることが大切です。
国税庁からダウンロードする
還付申告書を国税庁のウェブサイトからダウンロードする方法は非常に簡単で、手軽に行える手続きの一つです。まず、国税庁の公式サイトにアクセスし、「確定申告書等作成コーナー」を探します。このコーナーでは、必要な書類をオンラインで作成することができ、ダウンロードも可能です。
具体的には、サイト内のメニューから「申告書等の作成」を選択し、指示に従って必要な情報を入力します。ふるさと納税に関連する項目を選択することで、還付申告書が自動的に生成されます。作成が完了したら、PDF形式でダウンロードすることができ、印刷して提出する準備が整います。
また、国税庁のサイトでは、還付申告に必要な書類や記入方法についての詳細なガイドも提供されていますので、初めての方でも安心して手続きを進めることができます。これにより、正確な申告が可能となり、還付金をスムーズに受け取ることができるでしょう。
確定申告書等作成コーナー(e-Tax)で取得する
確定申告書等作成コーナー(e-Tax)は、国税庁が提供するオンラインサービスで、還付申告書を簡単に作成・提出することができます。このサービスを利用することで、必要な書類を手軽に取得できるだけでなく、申告手続きもスムーズに行えるため、多くの納税者にとって便利な選択肢となっています。
e-Taxで還付申告する場合の手順
e-Taxを利用して還付申告を行う際には、いくつかの手順を踏む必要があります。順番に見ていきましょう。
なお、ふるさとチョイスでは、確定申告の手順を説明した「ふるさと納税 確定申告ガイド」をご用意しております。わかりやすく記載されているため、初めての方にもおすすめです。ぜひご利用ください。
利用者識別番号の取得
還付申告を行う際、まず最初に必要となるのが「利用者識別番号」です。この番号は、e-Taxを利用して申告を行うために必須のものであり、個人を特定するための重要な情報となります。
利用者識別番号の取得方法は非常に簡単です。まず、国税庁の公式ウェブサイトにアクセスし、e-Taxの利用者識別番号の申請ページを見つけます。そこで必要な情報を入力し、申請を行います。
具体的には、氏名や住所、生年月日などの基本情報を記入する必要があります。申請が完了すると、数日以内に登録したメールアドレスに利用者識別番号が送信されます。
なお、利用者識別番号は一度取得すれば、以後の申告でも使用することができますので、しっかりとメモしておくことをおすすめします。また、万が一番号を忘れてしまった場合でも、再度国税庁のサイトから確認することが可能です。
電子証明書の取得
還付申告をe-Taxで行う際には、電子証明書の取得が必要です。電子証明書は、あなたの身元を証明するためのデジタルな証明書であり、オンラインでの申告を安全に行うために欠かせないものです。具体的には、電子証明書を利用することで、申告内容が改ざんされていないことや、申告者が本人であることを証明できます。
取得手続きは、まずマイナンバーカードを持参して市区町村の窓口に行き、電子証明書の発行を申請します。発行には数日かかることがあるため、早めに手続きを行うことをおすすめします。電子証明書が発行されると、e-Taxを利用して還付申告を行う際に必要な情報が含まれているため、スムーズに手続きを進めることができます。
手続きを行うソフト・コーナーを選ぶ
還付申告を行う際には、手続きを進めるためのソフトやコーナーを選ぶ必要があります。これには主に、国税庁が提供する「確定申告書等作成コーナー」や、税務署での対面手続き、または市販の税務ソフトを利用する方法があります。
まず、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」は、オンラインで簡単に申告書を作成できる便利なサービスです。インターネット環境があれば、自宅で手軽に申告書を作成し、提出することができます。このコーナーでは、必要な情報を入力することで、自動的に申告書が作成されるため、初心者でも安心して利用できます。
次に、税務署での対面手続きも選択肢の一つです。直接税務署に出向き、窓口で申告書を作成することができます。この方法では、税務署の職員から直接アドバイスを受けることができるため、疑問点をその場で解消できるメリットがあります。
最後に、市販の税務ソフトを利用する方法もあります。これらのソフトは、ユーザーのニーズに応じた機能が充実しており、特に複雑な申告を行う場合には非常に役立ちます。ソフトによっては、ふるさと納税の情報を自動で取り込む機能があるものもあり、手間を大幅に削減できます。
申告・申請データを作成・送信する
還付申告を行う際には、申告・申請データを正確に作成し、送信します。まず、必要な情報を整理しましょう。ふるさと納税の寄付先や寄付金額、受領証明書の情報などを手元に用意しておくとスムーズです。
次に、e-Taxのソフトやコーナーを利用して、申告データを作成します。画面の指示に従い、必要事項を入力していきます。特に、寄付金控除に関する項目は正確に記入する必要がありますので、受領証明書を確認しながら進めることをおすすめします。
データの作成が完了したら、送信前に内容を再確認しましょう。誤った情報が含まれていると、還付金が正しく処理されない可能性があります。確認が終わったら、送信ボタンを押してデータを提出します。
送信が完了すると、受信通知が表示されます。この通知は、申告が正常に行われた証拠となりますので、大切に保管しておきましょう。これで、還付申告のデータ作成と送信が完了です。
送信結果を確認する
還付申告の手続きが完了したら、最後に送信結果を確認することが重要です。e-Taxを利用して申告を行った場合、申告データを送信した後に、送信結果が表示されます。この結果には、申告が正常に受理されたかどうかが示されており、受理された場合は「受理通知」が発行されます。
受理通知は、申告が無事に完了したことを証明する大切な書類ですので、必ず保存しておきましょう。もし送信結果が「エラー」と表示された場合は、申告内容に何らかの問題がある可能性があります。この場合は、エラーメッセージを確認し、必要に応じて修正を行った上で再度送信する必要があります。
また、送信後に数日経っても受理通知が届かない場合は、税務署に問い合わせることをおすすめします。申告内容に不備があったり、処理が遅れている可能性もあるため、早めに確認することで、還付金の受け取りに影響を及ぼさないようにしましょう。
まとめ
ふるさと納税の還付申告について理解を深めることは、納税者にとって非常に重要です。還付申告を行うことで、所得税の還付や住民税の控除を受けることができ、結果的にお金が戻ってくる仕組みを活用することができます。
申請手続きは少々複雑に感じるかもしれませんが、必要な書類や申告できる期間、対象者についての基礎知識を押さえておくことで、スムーズに進めることが可能です。
また、還付申告書の取得方法やe-Taxを利用した申請手順についても、事前に確認しておくことが大切です。これにより、手続きの際に戸惑うことなく、必要な情報をスムーズに集めることができるでしょう。
ふるさと納税を行った方は、ぜひこの機会に還付申告の手続きを行い、得られるメリットを最大限に活用してください。正しい知識を持って納税しましょう。
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