ふるさと納税を受け取れなかった場合はどうなる?対処法も解説!
ふるさと納税の返礼品を受け取れなかった場合、再配達や再送はどうなるのか、不安に感じる人は少なくありません。長期不在や住所不備など、理由によっては返礼品が返送され、再送不可となるケースもあります。
本記事では、返礼品を受け取れなかった主な原因や再送ルール、確実に受け取るための対策まで詳しく解説します。
ふるさと納税の返礼品が受け取れず返送されてしまう主な原因

ふるさと納税の返礼品が受け取れずに返送されてしまう原因は、大きく分けて下記の4つです。事前に原因を把握しておき、受け取りトラブルを防ぎましょう。
長期不在により配送業者の保管期限が切れた
返礼品が受け取れない原因の一つが、長期不在による保管期限切れです。返礼品は発送後、配送業者によって一定期間保管されますが、その期間内に受け取れなかった場合、自治体や事業者へ返送されることがあります。
旅行や出張などで自宅を空ける予定がある場合、返礼品の発送時期と重なってしまうことも少なくありません。特に食品などは発送後すぐに届くケースもあるため、受け取りのタイミングには注意が必要です。
不在時には不在票から再配達の手続きが可能ですが、保管期限を過ぎると対応できなくなることがあります。申し込み時に配送日時を指定したり、家族に受け取りを依頼したりするなど、事前に対策を講じましょう。
引越し等による住所不明で配送できなかった
引越しに伴う住所変更の漏れも、返礼品が受け取れない原因の一つです。ふるさと納税では、寄付時に登録した住所をもとに返礼品が発送されるため、旧住所のまま申し込んでしまうと、配送ができず返送される可能性があります。
引越しが決まっている場合は、寄付前に登録住所を確認し、必要に応じて自治体やポータルサイトで住所変更の手続きを行いましょう。また、寄付後に転居した場合でも、早めに自治体へ連絡することで対応できるケースもあります。
発送時期と引越しのタイミングが重なるとトラブルになりやすいため、寄付の時期を調整する、家族に一時的な受け取りを依頼するなどの工夫も必要です。
寄付者名義と口座名義が異なっている
寄付者名義と登録情報が一致していない場合、返礼品の発送手続きが進まないことがあります。例えば、家族名義のクレジットカードを利用した場合や、法人名義と個人名義が混在している場合などです。
このようなケースでは、自治体やポータルサイト側で寄付内容の確認が必要となり、発送が保留されたり、手続きに時間がかかったりすることがあります。その結果、返礼品の受け取りが遅れる原因になることもあります。
トラブルを防ぐために、寄付者名義と支払い方法の名義が一致しているか申し込み時に確認しましょう。特に代理で寄付を行う場合は注意が必要です。
返礼品に不具合があり発送が遅れている
返礼品そのものの事情により、発送が遅れるケースもあります。製造過程での不具合や品質確認の遅れ、天候不順による収穫量の影響などが考えられます。特に旬の食材や数量限定の返礼品では、発送時期が前後することがあります。
このような場合、自治体や事業者から発送遅延の案内が出ることもありますが、気付かないまま待ってしまうこともあるでしょう。
長期間状況が変わらない場合は、公式サイトやマイページを確認し、必要に応じて問い合わせると安心です。状況を把握しておくことで不安を減らすことにつながります。
受け取れなかった場合の再送に関するルール

ふるさと納税の返礼品を受け取れなかった場合、再送や返金ができるかどうかはあらかじめ決められたルールに基づいて判断されます。詳しく解説していきます。これらの問題に対する対処法も知っておくと安心です。
原則として「寄付者都合」の場合は再送不可
返礼品が長期不在や住所不明など、寄付者側の事情によって返送された場合、原則として再送は行われません。これは、ふるさと納税が寄付者自身の責任で情報を登録する仕組みであるためです。
例えば、引越し後に住所変更を行わなかった場合や、不在が続いて保管期限を過ぎてしまった場合などは、寄付者都合と判断されることが一般的です。この場合、返礼品は自治体や事業者へ返送され、そのまま再送されないケースが多くなります。
一部の自治体では個別の事情を考慮する場合もありますが、例外的な対応にとどまります。返礼品を確実に受け取るためには、寄付時点で住所や受け取り状況を確認し、事前に対策を取っておくことが大切です。
寄付金の返金やキャンセルも認められない
ふるさと納税では、返礼品を受け取れなかった場合でも、寄付金の返金や申し込みのキャンセルは原則として認めていない自治体がほとんどです。ふるさと納税は寄付という性質上、寄付金はすでに自治体の財源として扱われるためです。
そのため、長期不在や住所不備といった自己都合により返礼品を受け取れなかった場合でも、寄付金が戻ることは基本的にありません。
自治体によっては、やむを得ない事情がある場合に限り個別対応を行うこともありますが、一般的には返金されないものと考えておくのが無難です。安心して利用するためにも、受け取り条件や発送時期を事前に確認しておくことが重要です。
自治体によっては送料負担で再送可能なケースも
返礼品が返送された場合でも、自治体によっては再送に応じてもらえるケースがあります。ただし、その多くは例外的な対応であり、再送時の送料を寄付者が負担することが条件となることも予想されます。
再送を希望する場合は、まず寄付先の自治体へ連絡し、返送に至った経緯を説明しましょう。対応の可否や手続き方法は自治体ごとに異なるため、公式サイトや窓口での確認が欠かせません。
また、在庫状況によっては同じ返礼品を再送できず、代替品を案内される可能性もあるでしょう。再送が必ず認められるわけではないことを理解したうえで、丁寧に相談する姿勢が大切です。
返礼品が届かない以外のその他のトラブルと対処法

ふるさと納税では、返礼品が届かない理由が長期不在や住所不明以外にあるケースもあります。発送時期の遅れや、申込先に関するトラブル、届いた返礼品の品質に関する問題などが代表例です。ここでは、こうしたトラブルとその対処法について紹介します。
旬の食材などで発送時期が遅れているケース
旬の食材を返礼品として選んだ場合、収穫状況や天候の影響により発送時期が予定より遅れることがあります。農産物や水産物は品質を重視して出荷されるため、生育状況によっては発送時期が前後することも予想されます。
このような場合、自治体や事業者から発送時期に関する案内が出ることもありますが、必ずしも個別連絡があるとは限りません。申し込み時に記載されている発送目安や注意事項を確認しておくことが大切です。
返礼品がなかなか届かない場合は、寄付先の自治体やポータルサイトのマイページで状況を確認し、必要に応じて問い合わせることで現在の状況を把握しやすくなります。
偽サイト(詐欺)を利用してしまった可能性
ふるさと納税を装った偽サイトや詐欺サイトを利用してしまうと、返礼品が届かないだけでなく、個人情報が悪用されるおそれもあります。特に正規のポータルサイト以外から申し込んだ場合は注意が必要です。
偽サイトには、不自然に高額な返礼品が掲載されていたり、連絡先や運営情報が不明確だったりといった特徴があります。少しでも不安を感じた場合は、申し込みを中断し、正規サイトかどうかを確認することが重要です。
万が一、偽サイトを利用してしまった可能性がある場合は、寄付先とされている自治体や、警察、消費生活センターなどに相談し、適切に対応しましょう。
届いた返礼品が破損・腐敗していた場合
返礼品が届いた際に破損や腐敗が見られる場合は、できるだけ早く状態を確認することが大切です。食品の場合は無理に口にせず、まずは安全を優先しましょう。
問題がある場合は、届いた状態が分かる写真を撮影し、返礼品を提供した自治体やポータルサイトへ連絡します。多くの自治体では、配送中の事故や品質不良に関する相談に対応しており、状況に応じて再送や代替対応を行ってくれるケースがあります。
ただし、受け取り後の保存状態など、寄付者側の管理が原因と判断された場合は、対応が難しくなることもあります。返礼品が届いたら早めに中身を確認し、問題があれば速やかに連絡することが大切です。
返礼品を確実に受け取るための対応とは

ふるさと納税の返礼品を確実に受け取るためには、申込時から発送後、転居時まで、それぞれの段階で注意すべきポイントがあります。あらかじめ受け取りを意識した対応を取ることで、返送や受け取り漏れといったトラブルを防ぎやすくなります。
【申込時】お届け日時指定や備考欄を活用する
返礼品を確実に受け取るためには、申込時の対応が重要です。返礼品によってはお届け時期や日時を指定できる場合があり、長期不在の予定がある場合などはあらかじめ調整しておくことで受け取りやすくなります。
また、備考欄が設けられている場合には、受け取りに関する事情を記載できることもあります。ただし、記載内容が必ず配送業者に伝わるとは限らないため、補足的な手段として考えましょう。
特に冷蔵・冷凍品など、受け取りの遅れが品質に影響しやすい返礼品では、在宅予定に合わせた申し込みを心がけることが大切です。返礼品ごとの注意事項を確認したうえで申し込むことで、トラブルを防ぎやすくなります。
【発送後】配送状況を確認し不在票へ即対応する
返礼品が発送された後は、配送状況を細かく確認しましょう。発送完了の案内が届いた場合は配達予定日を把握し、受け取れるかどうかを確認しておくと安心です。
不在票が投函された場合は、できるだけ早く再配達の手続きを行いましょう。不在票には再配達の依頼方法や保管期限が記載されているため、見落とさないことが大切です。
配送業者の追跡サービスを利用すれば、現在の配送状況や配達予定日を確認できます。こうした情報を活用することで、受け取りの準備がしやすくなり、返送を防ぐことにつながります。
【転居時】配送先変更とワンストップ申請の変更を行う
転居を予定している場合は、返礼品の配送先変更に加え、ワンストップ特例申請の住所情報にも注意が必要です。返礼品については、発送前であれば自治体に連絡することで、配送先を変更できる場合があります。
また、ワンストップ特例制度を利用している場合、申請書に記載する住所が正確でないと、手続きに不備が生じることがあります。転居後は、新しい住所で申請書を提出する、または変更手続きが必要かを自治体に確認しておくと安心です。
配送と税控除の両面でトラブルを防ぐためにも、転居が決まった時点で早めに対応しておくことが大切です。
まとめ
ふるさと納税の返礼品が受け取れない背景には、長期不在や住所不備、寄付情報の確認不足など、さまざまな要因があります。
寄付者都合による返送では、再送や返金が認められないのが原則ですが、自治体によっては例外的に対応されることもあります。また、発送遅延や品質トラブル、申込先の誤りといったケースもあるため注意が必要です。
申込時や発送後、転居時の対応を意識して、返礼品をより安心して受け取れるようにしましょう。
