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インパクト投資とは?ESG投資との違いや具体例をわかりやすく解説

インパクト投資とは?ESG投資との違いや具体例をわかりやすく解説

近年、「社会に良い影響を与えながら利益も得られる投資」として注目されているインパクト投資。しかし「ESG投資と何が違うのか」「十分なリターンは得られるのか」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、インパクト投資の基本的な考え方やESG投資との違い、具体的な投資事例についてわかりやすく解説します。仕組みや特徴を正しく理解し、投資判断に役立てたい方はぜひ参考にしてください。

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インパクト投資とは?

インパクト投資とは?

インパクト投資とは、財務的なリターンの追求に加え、社会や環境にポジティブな変化(インパクト)をもたらすことを目的とした投資手法です。

従来の投資は「リスク」と「リターン」の2軸で評価されてきましたが、インパクト投資ではこれに「社会的・環境的インパクト」という視点を加える点が特徴です。

たとえば、環境問題の解決や医療・教育の改善といった社会課題に取り組む企業へ資金を投じ、その成果として社会的価値と経済的利益の両立を目指します。

また、投資判断においては、事業活動によってどのような変化や効果が生まれるかを定量・定性的に評価する「社会的インパクト評価」が重視されます。

持続可能な社会の実現を、資金面から支える新しい投資の形として注目されています。

インパクト投資とESG投資の違いは?

インパクト投資とESG投資はいずれも、環境・社会・ガバナンス(ESG)の要素を考慮する投資に関連しますが、その目的とアプローチには明確な違いがあります。

ESG投資は、企業のESGへの取り組みを評価し、リスクや成長機会を踏まえて投資先を選定するのが特徴です。

一方、インパクト投資は社会課題や環境問題の解決そのものを明確な目的とし、投資を通じて具体的な変化や成果を生み出す点に特徴があります。さらに、経済的リターンと社会的インパクトの両立を意図的に目指す点も大きな違いです。

インパクト投資の5つのメリット

インパクト投資の5つのメリット

インパクト投資は、社会課題の解決と経済的リターンの両立を目指す投資手法として注目されています。従来の投資とは異なり、「どのような社会的・環境的変化を生み出すか」を明確にしたうえで資金を投じる点が特徴です。

ここでは、インパクト投資の代表的なメリットを5つに分けて解説します。

①社会課題の解決と経済的リターンを両立できる

インパクト投資の最大のメリットは、社会課題の解決と経済的な利益を同時に追求できる点です。

従来は「社会貢献」と「利益」はトレードオフ(両立できない関係性)の関係と捉えられてきましたが、近年では両者が相互に補完し合い、持続的な成長を生み出すと考えられています。

たとえば、脱炭素技術や医療サービスの向上といった、社会課題の解決に取り組む企業に投資することで、その成果が社会的価値の創出につながると同時に、企業の成長によるリターンも期待できます。

社会的リターンと財務的リターンの両立を目指せる点が大きな魅力です。

②投資を通じて社会や市場に変化を生み出せる

インパクト投資は、単に企業を評価するだけでなく、投資を通じて社会や市場に具体的な変化をもたらす点が特徴です。投資家は、あらかじめ実現したい社会的・環境的効果を明確にし、それを達成する企業や事業に資金を提供します。

さらに、資金面だけでなく経営支援や対話などを通じて、企業の成長や技術革新を後押しするケースもあります。

その結果、新しい技術やサービスが普及し、市場全体に変化が生まれる可能性があります。こうした「変化を生み出す力」がインパクト投資の大きな価値といえます。

③成長市場への投資機会を得られる

インパクト投資は、今後の成長が期待される分野に投資できる点でも注目されています。環境、エネルギー、医療、教育、金融包摂などの分野は、社会課題の解決に直結するだけでなく、世界的に需要が拡大している領域です。

実際に、インパクト投資の市場規模は拡大傾向にあり、将来的には大きな投資機会が生まれると予測されています。こうした成長分野に早期から関わることで、長期的なリターンの獲得につながる可能性があります。

④インパクトを測定・可視化できるため透明性が高い

インパクト投資では、投資によって生み出される社会的・環境的な効果を測定し、その成果を継続的に把握することが重視されます。こうした評価には、定量・定性的な指標が用いられます。

これにより、投資の成果が可視化され、単なる理念にとどまらず実際の効果として確認できる点が特徴です。また、投資先との対話を通じて改善を図ることも可能であり、透明性と納得感の高い投資判断につながります。

⑤長期的な企業価値・持続可能性の向上につながる

インパクト投資は、短期的な利益だけでなく、長期的な企業価値の向上や持続可能な成長に寄与します。社会課題の解決に取り組む企業は、将来的な市場ニーズに対応しやすく、安定した成長が期待されます。

また、社会や環境に配慮した事業は、顧客や投資家からの信頼を得やすく、競争力の強化にもつながります。こうした好循環により、企業価値の向上と長期的な投資リターンの創出が期待できます。

インパクト投資の5つのデメリット

インパクト投資の5つのデメリット

インパクト投資は多くのメリットがある一方で、まだ発展途上の分野であるため、いくつかの課題も存在します。特に、リターンの安定性や評価方法、投資環境の未成熟さなどは、投資判断において重要なポイントです。

ここでは、インパクト投資を検討する際に押さえておきたい主なデメリットを5つに分けて解説します。

①リスクとリターンのバランスが難しい

インパクト投資では、社会的価値と経済的リターンの両立を目指しますが、そのバランスを取ることは容易ではありません。実際に、投資家の間でも「リスクとリターンに見合う適切な投資機会が不足している」といった課題が指摘されています。

社会課題の解決を優先しすぎると収益性が低下する可能性があり、逆に収益性を重視しすぎるとインパクトが薄れる恐れがあります。このように、目的の両立を前提とするがゆえに、投資判断の難易度が高くなる点はデメリットといえるでしょう。

②投資機会・案件の質がまだ十分ではない

インパクト投資市場は拡大しているものの、質の高い投資案件が十分とはいえない状況です。特に、実績やトラックレコードを持つ投資先が限られている点が課題とされています。

そのため、投資家は限られた選択肢の中から投資先を見極める必要があり、結果として投資判断のハードルが高くなります。今後の市場拡大とともに改善が期待されるものの、現時点では投資機会の質と量の両面で不十分さが残っているといえるでしょう。

③インパクトの測定・評価が難しい

インパクト投資では、社会的・環境的な効果の測定が重視される一方で、統一された評価基準やフレームワークが十分に整備されているとはいえず、評価方法にはばらつきがあります。

また、社会的インパクトは定量化が難しい場合も多く、定性的な判断に依存するケースもあります。そのため「どの程度の効果があったのか」を客観的に比較することが難しく、投資判断の不確実性につながる点が課題です。

④投資回収までに時間がかかる(長期投資になりやすい)

インパクト投資は、社会課題の解決や事業の成長を通じて成果を生み出すため、投資回収までに時間がかかる傾向があります。実際に、投資から出口(Exit)までに5年以上を要するケースも少なくありません。

特に、インフラや教育、医療といった分野では、成果が現れるまでに一定の時間が必要です。そのため、短期的な利益を重視する投資スタイルには適しておらず、長期的な視点での運用が求められる点がデメリットとなります。

⑤市場・制度・人材がまだ発展途上

インパクト投資は比較的新しい分野であるため、市場規模や制度、専門人材といった基盤が十分に整っていない点も課題です。

たとえば、インパクト投資に関する共通の評価基準やデータ、投資手法はまだ発展途上であり、投資家や企業にとって判断材料が不足しているケースがあります。

また、専門的な知識や経験を持つ人材も限られており、実務面でのハードルが高いのが現状です。こうした基盤の未整備は、今後の成長によって改善が期待されるものの、現時点では大きな課題の一つといえるでしょう。

インパクト投資の具体例

インパクト投資の具体例

インパクト投資は、環境・社会課題の解決に直結する分野へ資金を投じる点が特徴です。

ここでは、代表的な分野ごとに具体例を紹介しながら、どのように社会的インパクトと経済的リターンの両立が図られているのかを解説します。

脱炭素技術への投資(環境分野)

脱炭素や気候変動対策に関連する技術への投資は、インパクト投資の代表的な分野です。

たとえば、CO2排出量を削減する再生可能エネルギーや省エネ技術の開発企業に資金を提供することで、環境負荷の低減に貢献できます。こうした技術は企業活動や社会全体に広く普及することで、大きなインパクトを生み出します。

さらに、環境規制の強化やESG意識の高まりを背景に市場の拡大が続いており、投資対象としての成長性も期待されています。このように、環境課題の解決とビジネスの拡大が同時に進む点が特徴です。

参考:金融庁インパクトコンソーシアム データ指標分科会事例発表「㈱環境エネルギー投資のインパクト投資

教育・医療など社会インフラへの投資

教育や医療といった社会インフラ分野への投資も、インパクト投資の重要な領域です。たとえば、低所得層向けの教育サービスや、医療アクセスの改善を目的とした事業に資金を投じることで、生活の質の向上に直接的に寄与できます。

特に、新興国では基礎的な教育や医療サービスが十分に行き届いていない地域も多く、こうした分野への投資は大きな社会的意義を持ちます。また、人口増加や都市化の進展により需要が拡大しているため、長期的な市場成長も期待できる分野といえるでしょう。

参考:一般財団法人社会変革推進財団「コロナ禍における社会課題解決とインパクト投資

マイクロファイナンス(金融包摂)

マイクロファイナンスは、銀行サービスを利用できない低所得層に対して小口融資などを提供する取り組みで、インパクト投資の代表的な事例の一つです。

資金調達が困難な人々に金融サービスを提供することで、小規模ビジネスの創出や生活の安定につながり、経済格差の是正に貢献します。

実際に、金融サービス分野はインパクト投資の中でも一定の割合を占めており、重要な投資領域となっています。収益性と社会的意義の両立が比較的実現しやすい点も特徴です。

参考:独立行政法人国際協力機構「【ODA70年・2】ODA×ビジネスで社会課題を解決する!「民間版の世界銀行」を目指す五常・アンド・カンパニーの挑戦

住宅・生活基盤の改善(インフラ系)

住宅や生活インフラの整備も、インパクト投資の主要な分野です。たとえば、低所得者向けの住宅供給や、地域の生活環境を改善するプロジェクトへの投資が挙げられます。

安全で安定した住環境の提供は、健康や教育、就業機会の向上にもつながるため、社会全体に広い影響を与えます。

実際、住宅分野はインパクト投資における投資割合が高い分野の一つで、需要の高さがうかがえます。長期的な収益と社会的価値を同時に生み出す典型的な領域といえるでしょう。

参考:三井住友フィナンシャルグループ・三井住友銀行「ソーシャルファイナンスフレームワーク

食料・農業分野への投資

食料問題や農業の持続可能性に関する分野も、インパクト投資の重要な対象です。たとえば、農業の効率化や生産性向上を支援する技術、持続可能な農業モデルの構築などに投資することで、食料供給の安定化に貢献できます。

人口増加や気候変動の影響により、食料問題は世界的な課題となっており、この分野への投資は今後さらに重要性が高まる分野です。また、農業関連ビジネスの発展による収益機会も見込まれるため、社会的意義と経済的価値の両面で注目されています。

参考:三菱UFJ信託銀行「インパクト投資 -現状とその可能性-

エネルギー分野(特に新興国)

エネルギー分野、特に新興国における電力アクセスの改善も、インパクト投資の代表例です。電力インフラが整っていない地域に対して、太陽光発電などの分散型エネルギーを提供する事業に投資することで、生活水準の向上や地域経済の活性化につながります。

エネルギーはあらゆる産業の基盤となるため、その供給が安定することで教育や医療、雇用の機会も広がります。また、クリーンエネルギーへの転換は環境負荷の低減にも寄与するため、社会的インパクトが大きい分野といえるでしょう。

参考:経済産業省・デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社「令和4年度 質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業(老朽化インフラ分野における各国の市場動向及び我が国企業の強みに係る調査)報告書

まとめ

インパクト投資は、経済的リターンと社会・環境への貢献を同時に実現できる新しい投資手法です。ESG投資との違いやメリット・デメリット、具体例を理解することで、その本質や可能性が見えてきます。

一方、市場や評価手法はまだ発展途上であり、慎重な判断も求められます。社会課題の解決と資産形成を両立したい方にとって、有力な選択肢の一つといえるでしょう。

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