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ふるさと納税

年収700万・1,000万のふるさと納税限度額は?会社員・個人事業主別にシミュレーション解説

「年収700万円や1,000万円の場合、ふるさと納税の限度額はいくら?」「会社員と個人事業主では何が違うの?」と疑問に思う方は多いでしょう。

本記事では、年収700万円・1,000万円を中心に、会社員・個人事業主それぞれの限度額の目安と計算方法、年収別シミュレーションを解説します。

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ふるさと納税の限度額は「年収」ではなく「所得」で決まる

ふるさと納税の限度額を調べる際、まず「年収」と「所得」の違いを理解しておくことが重要です。

会社員の場合、「年収」とは給与・賞与の合計金額です。ふるさと納税の限度額は、年収から「給与所得控除」を引いた「給与所得」をもとに計算します。年収700万円の会社員であれば、給与所得控除(約195.5万円)を引くと給与所得は約504万円になります。

個人事業主の場合、「年収」は事業の売上を指しますが、限度額の計算には売上から経費を引いた「事業所得」を使います。青色申告特別控除(最大65万円)がある場合、そのぶん所得が下がり限度額も低くなる点に注意が必要です。

関連ページ:【2025〜2027年最新】ふるさと納税のルール改正まとめ|変更点と影響を時系列で解説

年収700万・1,000万円の場合の限度額目安(会社員・個人事業主比較)

ふるさと納税の限度額は「課税所得」をもとに算出されます。同じ「年収700万円」でも、会社員と個人事業主では計算のベースが異なるため、限度額に大きな差が生まれます。

年収700万円の会社員(独身・共働き)の場合、目安は約108,000円です。一方、所得700万円の個人事業主(独身)の場合、約200,000円前後が目安となります。

いずれも家族構成や各種控除の有無によって大きく変わるため、事前にシミュレーターで確認することをおすすめします。

ふるさと納税の限度額の計算方法

総務省の「ふるさと納税ポータルサイト」によると、ふるさと納税の限度額は下記の計算式で求められます。

所得税からの控除 = (ふるさと納税額-2,000円)×「所得税の税率」

住民税からの控除(基本分) = (ふるさと納税額-2,000円)×10%

住民税からの控除(特例分) = (ふるさと納税額 – 2,000円)×(100% – 10%(基本分) – 所得税の税率)

また、特例分が住民税所得割額の2割を超える場合は、下記の計算式で求められます。

住民税からの控除(特例分) = (住民税所得割額)×20%

なお、正確な計算はシミュレーションを利用すると安心です。個人事業主の場合は所得が変動しやすいため、毎年の所得に応じて限度額を見直すことが求められます。

出典:総務省ふるさと納税ポータルサイト「ふるさと納税のしくみ」

年収・所得別の限度額シミュレーション

ふるさと納税の限度額は年収・所得に応じて大きく変動します。ここでは、会社員(年収700万円・1,000万円)および個人事業主(所得別)の寄付可能額の目安を確認しましょう。

会社員の場合(年収700万円)

年収700万円の会社員(独身・共働き)の場合、ふるさと納税の限度額の目安は約108,000円です。

配偶者控除を受けている場合(専業主婦・夫)は約88,000円が目安となります。高校生以下の子が1人いる場合はさらに低下します。

家族構成によって限度額は変わるため、ポータルサイトのシミュレーターで正確な金額を確認することをおすすめします。

会社員の場合(年収1,000万円)

年収1,000万円の会社員(独身・共働き)の場合、限度額の目安は約176,000円です。

配偶者控除を受けている場合は約153,000円が目安となります。住宅ローン控除や医療費控除などの他の控除がある場合は、限度額が下がることがあるため注意が必要です。

関連ページ:【2026年最新】ふるさと納税サイトのおすすめ比較!ポイント廃止後の選び方と主要7サイトの特徴

個人事業主の場合(所得300万円)

個人事業主の所得が300万円の場合、ふるさと納税の限度額は7万円程度になることが多いです。具体的には、所得税の控除と住民税の控除を合算し、最終的な控除額を求めることが必要です。

また、個人事業主の場合、経費の計上や所得の変動があるため、実際の限度額は個々の状況によって異なることがあります。

個人事業主の場合(所得500万円)

所得が500万円の場合、ふるさと納税の限度額を計算すると、10万円程度が目安となります。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、実際の限度額は個々の状況や控除の内容によって異なるため、正確な計算が必要です。

個人事業主の場合(所得700万円)

700万円の所得がある場合、ふるさと納税の限度額は20万円程度とされています。ただし、家族構成によって住民税の所得控除額は変動します。

個人事業主の場合(所得1,000万円)

具体的な限度額は、個人の状況や税率によって異なりますが、たとえば所得が1,000万円の場合、限度額はおおよそ30万円です。

正確な金額を知るためには、税理士に相談するかオンラインのシミュレーションツールを利用することをおすすめします。

個人事業主がふるさと納税を利用するメリット

個人事業主がふるさと納税を利用する際には、下記のようなメリットがあります。

会社員よりも限度額が大きくなる可能性がある

個人事業主がふるさと納税を利用する際の大きなメリットの一つは、限度額が会社員よりも大きくなる可能性がある点です。

会社員の場合は給与所得控除が適用されるため、実際の所得が少なく見積もられることが多いのですが、個人事業主は事業の収入から必要経費を差し引いた額がそのまま所得として扱われます。

このため、個人事業主は自分の事業の状況に応じて、より多くの寄付が可能になる場合があります。

確定申告時は「寄付金控除欄」に記載するだけ

個人事業主が確定申告をする際は「寄付金控除欄」に必要事項を記載するだけで、寄付金控除を受けられます。寄付金控除は所得税だけでなく住民税にも影響を与えるため、結果的に税負担をさらに減少させることが期待できます。

個人事業主がふるさと納税を利用するデメリット

個人事業主がふるさと納税を利用する際には、いくつかのデメリットも存在します。

所得が変動すると限度額が予想しづらい

所得が変動しやすい個人事業主の場合、毎年の収入や経費の状況によって限度額が変わるため、予測が難しいという特性があります。無駄な支出を避けるためには、必ずシミュレーションを行い、余裕を持った寄付を心がけることが大切です。

ワンストップ特例制度を利用できない

会社員であれば確定申告をしなくても寄付先が5自治体以内であれば「ワンストップ特例制度」で控除を受けられますが、個人事業主は事業所得を申告するためこの制度を利用できません。手間が増える点はデメリットと言えるでしょう。

個人事業主がふるさと納税を利用する際の流れ

個人事業主がふるさと納税を利用する際には、寄付から確定申告までの流れを理解しておくことが大切です。個人事業主がふるさと納税を利用する際の流れを紹介します。

1.限度額を確認する

まずは、自分の寄付可能額をシミュレーションして把握します。限度額は所得や家族構成で変動するうえ、個人事業主は事業収入や経費によって大きく変わるため、毎年見直しが必要です。

2.自治体と返礼品を選んで寄付する

寄付先の自治体を選ぶ際は、自分が応援したい地域や興味のある返礼品を基準にするのが良いでしょう。また、旅行や観光が好きな方は、宿泊券や体験型の返礼品を選ぶことで、実際にその地域を訪れるきっかけにもなります。

返礼品の選定にあたっては、各自治体の公式サイトやふるさと納税ポータルサイトを活用すると便利です。

3.返礼品と寄付金受領証明書を受け取る

ふるさと納税を行った後、寄付をした自治体からは返礼品と寄付金受領証明書が送付されます。寄付金受領証明書は、確定申告を行う際に必要な書類です。受け取ったらすぐに内容を確認し、紛失しないように注意しましょう。

4.確定申告をする

確定申告は、毎年2月16日から3月15日までの間に行う必要があります。確定申告を行うことで、所得税の還付だけでなく住民税の控除も受けることができます。

5.住民税通知書で控除されたかを確認する

住民税通知書は、毎年6月頃に自宅に届くもので、ふるさと納税による寄付金控除が適用されたかどうかも明記されています。

住民税通知書を受け取ったら、寄付金控除の項目を探しましょう。もし控除が適用されていない場合は、確定申告の際に記載した内容に誤りがある可能性があるため、税務署に問い合わせが必要です。

よくある質問(FAQ)

Q. 年収700万円でふるさと納税の限度額はいくらですか?

A. 会社員(独身・共働き)で年収700万円の場合、目安は約108,000円です。個人事業主で所得700万円の場合は、独身で約200,000円前後が目安となります。

家族構成や住宅ローン控除・医療費控除の有無によって変わるため、ポータルサイトのシミュレーターで確認することをおすすめします。

Q. 20万円のふるさと納税をするには年収はどのくらい必要ですか?

A. 会社員(独身・共働き)が20万円寄付するには、概ね年収1,500万円以上が必要です。個人事業主の場合は、所得が700万円程度あれば20万円前後の寄付が可能です。

家族構成や各種控除の状況によって大きく異なるため、事前にシミュレーションを行うことが重要です。

Q. 個人事業主は会社員よりも限度額が高いですか?

A. 同じ「年収」で単純比較した場合、個人事業主は経費計上後の所得が低くなることも多く、必ずしも限度額が高いとは言えません。ただし、事業経費が少なく所得が高い個人事業主の場合は、同年収の会社員より限度額が高くなることがあります。

会社員の給与所得控除は自動的に差し引かれる一方、個人事業主の経費は自分でコントロールできる点が大きな違いです。青色申告特別控除(最大65万円)の活用も、所得計算に影響します。

関連ページ:ふるさと納税はなぜ10月に規制されたのか?背景・理由・規制の歴史を徹底解説

まとめ

ふるさと納税の限度額は、年収・所得・家族構成・各種控除によって大きく異なります。会社員と個人事業主では計算のベースとなる「所得」の考え方が異なるため、それぞれの状況に合わせたシミュレーションが重要です。

ふるさと納税は、地域への貢献だけでなく、税金の控除を受けることができる非常に有益な制度です。しかし、限度額や計算方法を正しく理解していないと、思わぬ損失を招く可能性があります。

個人事業主は所得が変動しやすく、また2026年度の基礎控除引上げにより限度額に変化が生じる可能性もあります。最新情報を確認しつつ、毎年シミュレーションを行って自分に合った寄付額を見極めましょう。

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